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スタッフから一覧

平成24年度 新入社員から学生さんへ

秋田支店 伊藤悠太伊藤悠太(秋田支店勤務)
学生の皆さんへ。
すでに就職先を決めた方は国試に向かって頑張ってください。
会社の特色や、自分の希望する仕事内容、社長はどんな人?などなど悩むポイントに頭を抱えている方は、ぜひ「弊社のホームページを熟読してください」。
佐々木義肢製作所なら満足のいく答えが見つかると思いますよ!

秋田支店 安宅良介安宅良介(秋田支店勤務)
佐々木義肢は何にでもチャレンジできる会社です。
また、各々の得意分野を持つ先輩からの手厚いサポートやフォローを受けることが出来ます。 若い社員を中心にCAD/CAMの導入から有効利用のための研究、また各種学会等でのPR活動など、「今まではしていなかった新しいことに チャレンジ」しています。
私たちと一緒により良い佐々木義肢を作っていきましょう。

仙台本社 佐藤夏帆佐藤夏帆(仙台本社勤務)
佐々木義肢はダーメンから義手、義足、小児用装具など幅広く取扱っています。
義足だけがやりたいなどやりたいことが決まっている人でも、多くの症例を担当したい人でも、「やりたいことが見つかる会社」です。 新人研修なども充実してますので、安心して入社できますよ。

休業のお知らせ

平素はお引き立ていただきまして、ありがとうございます。
誠に勝手ではございますが、全社一斉棚卸および社員研修のため下記の期間を休業とさせていただきます。
皆様には、大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

  • [仙台本社] 平成24年11月29日(木)12:00 ~ 12月3日(月)
  • [弘前支店] 平成24年11月29日(木)12:00 ~ 12月3日(月)
  • [秋田支店] 平成24年11月29日(木)15:00 ~ 12月3日(月)

※ 12/4(火)からは通常通りの営業(AM 8:30~)となります。
※ お問い合わせにつきましては、12/4 (火)以降、順次対応いたします。
※ 12/8(土)は、8:30~12:00まで営業いたします。

第2回 地域連携セミナー開催のお知らせ

昨年開催いたしました第1回地域連携セミナーには130名という多数のご聴講をいただきました。

本年も昨年に引き続き、第2回地域連携セミナー及び懇親会を開催する運びとなりました。
日々、地域のリハビリテーションを支える皆様と職域、職種を越えたつながりの持てる場になれば幸いです。
奮ってのご参加お待ち申し上げております。

演題1(16:00~17:00)
脳卒中重度片麻痺例の歩行トレーニングのあり方を再考する
財団法人広南会 広南病院(宮城)理学療法士 阿部浩明 先生
演題2(17:15~18:15)
脳卒中地域連携において私たちは何をすべきか
◆ボツリヌス療法と装具療法を交えて◆
西宮協立リハビリテーション病院(大阪)リハビリテーション科 医長 勝谷将史 先生

※ 定員に達し次第、締切とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
なお、その際はご連絡いたしますので、必ずメールアドレスまたは、お電話番号をご記入ください。

海外研修に行って来ました![ドイツ編]

前回のレポートから時間が空いてしまいましたが…。
2012年5月、イギリス・ドイツへ海外研修へ行って来ました。
前回のレポートは「イギリス編」としてご紹介いたしましたが、続編の今回は「ドイツ編」。
本研修の目玉であるドイツ・リハテック2012の参加と、オットーボックサイエンスセンターの見学、そしてドイツの街並のレポートです。

今回の研修のメインイベントである、ドイツ・ライプチッヒでのリハテック2012会場の入口にあったとっても大きなポスターをバックに記念に1枚。各国の国旗が絵にある通り、非常に国際色豊かなことがうかがえました。
会場はガラスと金属パイプを駆使して出来ており、とにかくカッコ良く、今でも脳裏に焼き付いています。

リハテック内には義肢・装具・車椅子・材料や工具・靴関連等さまざまな展示がされていました。機能面もさることながら、デザイン的にも秀逸な装具が展示されており、配色やベルトの配置が面白いのが印象的。写真右は、日本のラポック(今仙技術研究所)のブース。日本語が通じる数少ないブースでした。
展示の方法やブース構成などは、参考になるべき点が多々ありました。

足底装具作製用のスキャナー。世界的にもCAD/CAM導入が進んでいる証拠です。

弊社で導入しているP&O(義肢装具)CAD/CAM(写真左上)とオルティマ(インソール用 CAD/CAM)のブースもありました。
足底の計測している様子を見ることができたのもとても参考になりました。ソフトの扱い方についてのレクチャーも受けることができ、使いこなすコツを教えていただきました。また、オルティマのブロックの展示(写真左下)では色の違いが硬さの違いで、それぞれに用途があることを再確認できました。

古い時代の義肢装具製作手順展示ブース(写真上段左)では、側彎・ポリオなどの装具に進化の跡が見られました。20年前の装具の展示(写真上段右)。今見るとやはり古さを感じてしまいますが、当時はこれが最先端だったのだと…。
長靴や脚長差補正靴など(写真下段)、参考になるものが多数展示されており、やはり機能面とデザイン面の融合が必要なのだと痛感しました。

大胆なトリミングの下腿義足。新しいライナーのデモもしていました。
オットーボック社のブースでは、義足用ライナーのキャッチピンの新型を発見!先が少し曲がるようになっており、シャトルロックに入りやすくなったようです。これはヒット間違いなし!?
日本に導入されていない商品も多数あり、実際に使ってみたい!と思うものがたくさんありました。
リハテックでは、全部のブースを見学しましたが、製品について質問をしたいと思っても、英語が出来ない自分に歯がゆさを感じたものの、非常に有意義な経験となりました。

ベルリンにあるオットーボック・サイエンスセンター。
建物の壁面に映し出された数点のポインター(明りの点)が動き、人間の歩く動作を表現していました。発想も独創的であり、視覚的効果も高く、建物のデザイン性の高さなど、オットーボック社のセンスの良さを改めて感じました。建物内にはオットーボック社のこれまでの歩みがわかるパネル展示などがあり、そして見学者と一緒にパネルや設備等を回って案内してくれる方がいて、我々も案内を受けました。
新しい長下肢装具の動きを体験出来る設備を見せてもらい(写真右)、この他にも多数の体験設備がありました。我々以外にも各国から多数の見学者が老若男女関わらず訪れており、それぞれにオットーボックの理念に関心を抱いている様子がうかがえ、私たちもオットーボック社の製品の理解を深められたのではないかと思います。

ホテルがあるベルリンとライプチッヒの移動には、鉄道を利用しました。その際に車窓から見えた、沢山の風車(写真左)。風力発電に力を入れているというドイツ。日本は各々の生活スタイルの再考をして、原子力発電に頼り切らないような方向に向かうべきでは…と考えてしまったり。
日本でよく見かける、過剰では?と感じてしまう明るい看板や室内は、ドイツでは見かけることはなく、逆に明暗を上手に使っていて、センス良く感じる街並みでした。
ベルリン駅から少し歩くと、「ベルリンの壁」がありました。学生時代に教科書で見たあの場所、一度は訪れてみたい場所だっただけに、感無量でした。観光客もやはり多く見られました。

ドイツの信号機(写真上段)。異国情緒あふれる風景に、すっかりおのぼりさん状態…。青信号の人型も日本と違い、体型やポーズがちょっとユニークでした。
不思議なオブジェのような壁(写真下段)。その壁に手をはめ込んでみた、の巻。自分は元々手が小さいので、比較対象に不適切?(笑)型があったら入りたいのです…。トリッシャムみたいに見えますね。

そしてコレ!ベルリン市内でいたる所にあったクマのオブジェ達。後に調べたのですが、これはバディーベア(Buddy Bear)といい、2001年に約300体のベアが道路や広場に設置されたのがきっかけとなったそうです。
逆立ちや正立ち、ペイントの多彩さなど違いがそれぞれあり、店の看板的な要素が感じられるものもありました。


[おまけ]ロンドンのヒースロー空港で食べた、日本食?の食堂「wagamama」での味噌ラーメン。
ラーメンは日本で食べるほうが絶対に美味い。海外に行ったら、その国の美味いものを探して食べたほうがいい、という貴重な体験が出来たラーメンです。

ドイツでは、建物や風景から、イギリスとの違いを強く感じました。ベルリンでの宿泊先のホテルは、イギリスのホテルと価格は同じでありながら、これまで経験したことの無い程美しく、素晴らしいホテルでした。
ライプチッヒでのリハテック2012は想像以上の規模で、会場の広さ、展示ブースの種類の豊富さや規模の大きさ、参加者の多さ・国の多様性など、終始圧倒されていました。
CAD/CAMの導入がトレンドのようで、何件かあるCAD/CAM機器メーカーのデモンストレーションブースはどこも人だかりとなっていたのがとても印象的で、ブース出店の際に参考にできる部分がたくさんありました。

今回の海外研修では、今まで気が付かなかった日本の良さ・悪さというところを改めて考えさせられるものだったと思います。それぞれの国に良い所・悪い所があり、それを実際に見て聞いて感じて体感するということの大切さを感じました。この研修で学んだ多くのことを、毎日の業務に活かして行きたいと思います。

文責:弘前支店 工藤健史

海外研修に行って来ました![イギリス編]

2012年5月、イギリス、ドイツへ海外研修に行ってまいりました。
イギリスにて靴工房の製作現場見学、デザイン勉強、ドイツ・ライプチッヒでのリハテック2012へ参加、ベルリン・オットーボック社サイエンスセンター見学。
初めての海外渡航ということもあり、多方面で緊張が続く研修ではありましたが、目にするものすべて新鮮で、石畳や建物ひとつとっても歴史を感じ、初めてのヨーロッパを体感するに十分であったと思います。
今回のレポートは「イギリス編」。靴を大事にするイギリス文化。納得の理由を肌で感じることができました。

  • イギリス・ロンドン市内の靴工房で働く三人の日本人
  • 靴の底付け作業の様子

イギリス・ロンドン市内の靴工房で働く三人の日本人と、その工房の責任者のイギリス人と記念撮影。
ここでは高級靴メーカーの仕上げ作業や修理を請負っています。こういった工房が何箇所もあり、メーカー数社から作業を受注しているのだといいます。本当の意味での手作業を見学できました。
実際に靴を製作している様子。これは靴の底付けの作業で、失敗は許されない、かつ繊細な作業。
ひとつひとつの手作業の積み重ねが高級革靴を支えています。工房内には数人の日本人の方がいて、その方々は日本の学校で靴製作を学んでから更に技術を磨くためにイギリスに来た、といいます。

  • トリッカーズショールーム
  • 高級靴メーカー、エドワードグリーン

ノーサンプトンにある靴メーカー、トリッカーズのショールーム。靴のタイプ・色・革の種類など、様々な革靴が展示されており、実際に試履きも出来ました。
ショールームの隣では、実際に靴を作っている工場が併設されていました。ショールームの窓越しに覗くことが出来る。数多くの靴が、手際良く作られていました。
写真右は、ノーサンプトンにある高級靴メーカー、エドワードグリーン。派手過ぎない看板が好印象でした。

  • フォスター&サンの店舗二階の革のストック棚
  • 二階の修理工房。棚に並ぶ作業待ちの靴が沢山並ぶ

ロンドン市内にある、フォスター&サンの店舗二階の革のストック棚。
沢山の革が綺麗に保管されていて圧巻。二階の修理工房には、棚に並ぶ作業待ちの靴が沢山並んでいました。

  • 階段や倉庫内に束ねられて保管されている木型
  • ロンドンの靴工房の作業場
  • 整形外科靴。脚長差用の靴。
  • 職人の匂いを感じる工房内

階段や倉庫内に束ねられて保管されている木型(ラスト)。
物凄い数!束は時系列にストックされており、ちゃんと把握しているそうです。それにしてもこの数!驚きました。
ロンドンの靴工房の作業場には、靴やラストを挟み込む大きなクランプがあり、これにラストを挟んでヤスリで削って作っていました。工房内で整形外科靴を発見。脚長差用の靴ということで、革の質も高く、参考になりました。工房内の工具が並ぶ作業場には、刃物やヤスリ、接着剤が各種並んでいて、職人の匂いを感じることができました。

  • 高級靴メーカー、ジョン&ロブ
  • アウトレット商品展示ブース

ノーサンプトンの高級靴メーカー、ジョン&ロブの店舗の外観。「ここが?」という印象でしたが、店舗二階に上がると納得!二階には、アウトレット商品展示ブースがあり、靴がサイズごとに棚で仕分けられており、その棚は靴が入った箱の上にまた箱が積まれていました。ひとまず自分に合うサイズの棚の靴を全部チェック。正規品の価格では手が出ない高級靴を安く買うことが出来るチャンスでした。若干のキズや縫製の失敗、不人気色や革の劣化等の理由があるにせよ、気に入るのがあるのでは?ということで、やはりとても気になるものです。

  • 高級靴メーカー、チャーチ
  • ジョン&ロブで発見したステキな白い靴
  • フォスター&サンのショールームにて
  • 味わい深い色合いの革で作られていた靴が沢山

ノーサンプトンにある高級靴メーカー、チャーチ。
ロゴがお洒落です。もちろんショールームに並んでいた靴も上等なものでした。
ジョン&ロブで発見した、自分の足に合う靴。白い革靴でカッコイイのですが、革の傷みがあったので断念・・・。
価格も頑張れば買えないことも無いくらいだったのですが・・・残念でした。
ロンドンのフォスター&サンの店舗一階のショールームには、ビスポーク靴の他にも高級靴が並んでおり、味わい深い色合いの革で作られていた靴が沢山ありました。手にしているこの靴、清水の舞台からスーパーダイビングする勢いで購入しました。一生大事に履きたいと思います。
出荷待ちや修理作業待ちの靴たち。中には日本人からの依頼のものもありました。修理の内容によっては新しく作るのとほとんど変わらない金額が必要なものもあるといいますが、愛着ある靴を大事にして直して履くイギリス紳士が多くいるのだということ感心しました。

ほとんどの靴工房のショールームからは実際に靴を製作している工場がガラス越しに見学出来るようになっており、アッパーに使われている革の種類や靴底の種類は非常に多彩で、参考になりました。
サイズごとに山積みされている沢山の高級靴を、試し履き出来るようになっているのも魅力的で、若干の傷や型遅れのデザイン・色あせ等の理由で価格のほうが正規の価格よりも低く設定されており、気に入るものがあればお買い得感も高いと感じました。
貴重なビスポーク靴の仮合わせ(アッパーのフィッティングチェック)に立ち会うこともでき、靴の履かせ方、アッパーのシワ、痛い箇所が無いか、踵部分の高さチェック・・・「プロ」としての対応と技術を体感でき、今後に参考になるところがたくさんありました。
あっという間にイギリスでの研修は終了。
いざドイツへ・・・。文責:弘前支店 工藤健史