義肢とは切断により四肢の一部を欠損した場合に、もとの手足の形態又は機能を復元するために装着、使用する人工の手足(JIS用語)です。
義肢には、上肢に対応する『義手』と、下肢に対応する『義足』があります。また、基本構造によって、殻構造義肢と骨格構造義肢に分けられます。
◆ 殻構造義肢
カニなどの手足の構造のように、義肢にかかる力を硬い殻で支える構造となっています。
◆ 骨格構造義肢
実際の手足のように中心に柱状の部材があり、これに各部品が結合する構造となっています。
義肢の名称は左図のようになっています。
けがや病気などで手を切断した場合に用いる人工の手です。
切断部位やユーザー様の日常生活を考慮して選択していきます。
けがや病気などで足を切断した場合に用いる人工の足です。
ユーザー様の日常生活や残存機能に合わせていろいろなパーツを選択することができます。
※ 写真:日本義肢装具協会「義肢・装具カタログ」より転載